皮膚病辞典

皮膚病辞典

皮膚病辞典 か行

外耳炎

外耳炎は耳の病気の中でも最も多いといえます。原因はミミダニなどの外部寄生虫や、細菌感染、酵母感染、異物の混入など様々です。
再発することも多いため、ミミダニなどの寄生虫予防や、感染予防のための定期的に耳を洗浄するなど、清潔に保つことが重要となっています。

化膿性創傷性皮膚炎

動物が自分自身で、舐めたり、引っ掻いたり、擦ったりすることによってできた皮膚の炎症のことです。
この病気は高温多湿の時期に発症することが多いと言えます。背部・側背部・腰回り・耳周辺での発症が多く見られます。

下垂体性小体症

下垂体性小体症は、遣伝性の下垂体機能低下症であり、成長不良に加えて被毛の異常、甲状腺や副腎皮質および性腺の異常を引きおこす病気です。

休止期脱毛症と成長期脱毛症

成長期脱毛症は、代謝性疾患、内分泌異常、などの様々な原因でおこり、突然の被毛の脱落がおこります。
休止期脱毛症は、出産、授乳期など様々な原因でおこり、多くの成長期の毛包が成長を停止する皮膚の病気です。

毛刈り後脱毛症

毛刈り後脱毛症は、毛を刈った後に毛が成長しない皮膚の病気です。
原因はよくわかっていませんが、時間がたてばほとんどの動物で毛の再生がみられています。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンのバランスに異常がみられる際に起こる病気で、症状の多くに脱毛を特徴としています。
アレルギーや皮膚病と勘違いして放っておかれる方もおられますが、早期の治療が必要な病気です。

コッカースパニエルの特発性脂漏症

コッカースパニエルの特発性脂漏症はコッカースパニエルにみられる、表皮、毛包、爪部分の角質化や角化の異常を特徴とする遺伝性の皮膚の病気です。
多くは、幼少時から症状が出ることが多いといえます。

咬傷

咬傷は、咬みつきにより、皮膚に穴があくことにで起こる皮膚疾患です。
傷口から細菌が体内に入ることによって膿瘍ができることがあります。

肛門のフルンケル

肛門のフルンケルは肛門や直腸の周囲の組織が化膿する皮膚病をいいます。
肛門の周囲が悪臭を放つことが多く、排便が困難になっていることもあります。