粘膜生検及び病理組織学的検査を実施しました。
各種歯科検査により瘻孔部に残根等の炎症を起こす原因がないことを確認しました。
粘膜の生検を実施し、残っている歯に関しては歯石除去を実施しました。
本来粘膜生検は病変の中央部のみを採取し、縫合はしないことが多いです。
しかし、今回は口腔鼻腔瘻(口と鼻が繋がった状態)になっており、飼い主さんと相談の上、縫合しました。
今後、病理組織学的検査の結果により今後の治療方針を決めていく予定です。
また、歯周病は術後のホームケアが不十分だとすぐに再発します。
歯周病は歯科処置をしたら終了ではなく、その後のホームケアと定期検診が非常に重要となります。
ホームケアの仕方が分からない方や歯科検診を受けたことがない方は一度診察を受けられることをおすすめします。