クッキー動物病院は一般診療だけでなく、皮膚科・統合医療・心臓の治療などに力を入れている動物病院です。

クッキー動物病院

手術について

About surgery
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当院の手術について

当院では不妊手術(避妊手術・去勢手術)を始め、一般的な外科手術全般を行っております。

動物に優しい手術を心掛けています

当院では手術を行うにあたり、動物への負担ができる限り少なくなるような手術法や医療機器・医療部材の使用を心がけております。
また、手術前には可能な限り、術式、手術のリスク、メリット・デメリットなどの説明をさせて頂いております。
手術に関してのご希望やご不安点などがございましたら、診察時にご相談ください。

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腹腔鏡手術

お腹を大きく切り開き手術するのはかわいそう、とても痛そう、そう感じる飼い主様は多数いらっしゃります。そこで、当院ではなんとかわんちゃんねこちゃんの負担をへらす低侵襲な治療法をとの思いで、人の大学病院での研修等を受講し、堺市以南の南大阪では初となる腹腔鏡による外科手術を行っております。

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動物に負担の少ない手術を目指して~7つの取組~

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しっかりとした手術の説明を

手術はメリットだけではありません。麻酔のリスクや、術後のストレス等のデメリットもあります。当院では手術の必要性があるときは、しっかりと説明させて頂き、ワンちゃんネコちゃんと飼い主様にとって最善の方法を一緒に考えていきます。

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動物に「痛み」の少ない方法を

痛みを感じている動物はストレス下にあり、あまり食事をしなくなり、エネルギーが不足してしまい、回復に時間がかかってしまいます。つまり、痛みを無くしてあげることで、早期改善や早期退院が期待できます。当院では手術前と手術中、術後に鎮痛剤を投与することで、「痛みのコントロール」を行っております。

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動物に「負担」の少ない方法を

手術時にかかる動物への負担は「麻酔の時間」です。麻酔にかかっている時間が長いほど、麻酔のリスクが大きくなります。そのため、手術時間をできる限り短くすることが、麻酔の負担を減らすことに繋がります。当院では、手術時間を短縮するために、最新の電気メスなどの医療機器の導入や、麻酔科医とのカンファレンスを行い、リスクの低減に努めています。

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万が一に備える体制を

手術はどんなに安全な方法で行っても、万が一の可能性があります。その場合に備えるため、手術中の生体管理では機械のよる管理はもちろん、複数人での人による管理も行っています。
また、術後管理においても、動物が飼主様の元へ元気になって帰っていくまでが手術です。そのため、手術直後のICUによる術後管理はもちろん、術後の飼主様への説明、手術数日後までのアフターケアなど、最後までしっかりと行うことが、動物病院としての責任であると考えています。

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安心の術前検査を

当院では安心して麻酔や手術を受けていただくために、術前検査をお勧めしております。血液検査・レントゲン検査を基本として、年齢に応じた検査内容を追加して行います。
術前検査の実施により、麻酔や手術中の急変や、術後の経過不良などを起こすことを事前に察知することができ、より安全な手術が実施出来ます。

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安全な環境整備を

清潔で安全な環境作りのために手術室はもちろん、全室を、消毒・滅菌などの院内感染予防を徹底しています。当院では院内全室を消毒液などで日々清掃を行い、安全な環境作りのために努めています。

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将来を考えた術式を

手術時に腫瘍や臓器などを摘出する際には、繋がっている血管を切断する必要があります。通常はこの際に止血のために安全性の高い縫合糸を用いますが、ごく稀に身体が異物(縫合糸)に反応して「異物反応性肉芽腫」という病気を引き起こす事があります。こういった病気のリスクを無くすことが可能です。

縫合糸反応性肉芽腫とは?

去勢・避妊手術などが無事に終わっても、数ヶ月~数年後に手術部位付近が赤く腫れたり、おなかの中にガンのような大きなしこり(肉芽腫)が出来たり、重度の場合は皮膚に穴があいてしまうことがあります。これらは体内に残っている糸に過剰な異物反応を起こして起こる病気です。こうなった場合は肉芽腫と残った糸を摘出する再手術を行わなければなりません。この病気は事前に発生リスクが分からないため、当院では糸を残さない手術を行っています。