涙やけは涙の質の問題かもしれない。
「涙やけ=涙の通り道(鼻涙管)が詰まっている」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
最近の研究では、涙の「量」ではなく「質」が悪くなっていることが、涙やけの大きな原因だと分かってきました。
1. なぜ涙やけが治らないの?「痛みと乾燥のループ」
涙の質が悪いと、瞳の表面を守るバリアが崩れ、すぐに涙が蒸発してしまいます。すると、以下のような悪循環に陥ります。
- 黒目(角膜)が乾燥して、細かな傷がつく
- 痛みや違和感で、さらに涙が出る
- 溢れた涙が毛を染める(涙やけ)
この「痛みと乾燥のループ」を止めることこそが、根本的な解決への近道です。
2. 病院で行う診断のポイント
動物病院では、単に見た目を確認するだけでなく、以下のような専門的なチェックを行います。
- マイボーム腺の確認:涙の油分を出す腺が詰まっていないか調べます。

- フルオレセイン染色:角膜の傷を染め出す検査です。細かい傷があれば、涙の質が低下しているサインです。

フルオレセイン染色は正常だとこのように見えます↑
3. お家でできる正しいケア
原因に合わせた適切なケアを行うことで、瞳の健康を守りましょう。
- 点眼薬の活用:涙の質を改善するための目薬を使用します。
- 正しい清拭:ゴシゴシこすらず、優しく拭き取ってください。
- 眼瞼(まぶた)のケア:目周りを清潔に保つことが大切です。
まとめ:その涙やけは「目が痛い」のSOSかも
成犬でも子犬でも、涙やけは単なる汚れではなく、「目が乾いて痛い」というSOSかもしれません。
「いつものこと」と放置せず、一度目の表面の状態(角膜の傷)をチェックしてあげましょう。

↑我が家に最近やってきました。トイプードルのマルシェリー、4歳です。涙やけのケアを始めました!!帽子は子供の手作りです。
