2026.08.07
獣医療コラム
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猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療について ~治療の選択肢~
FIPについて
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、以前は治療が難しい病気と考えられていました。
しかし近年、抗ウイルス薬を用いた治療が進歩し、多くの猫ちゃんで改善が期待できるようになってきています。
当院でも治療により改善した子がいます。
(↓過去の診療コラムより)
https://x.gd/gkKsP
さらにこのたび当院では、FIPに対して、
注射による治療
を新たな選択肢としてご提案できる体制を整えました。
当院ではこれまで、内服薬を用いたFIP治療を行ってきましたが、
注射による治療の選択肢が増えたことで、
猫ちゃんの状態に応じて、治療方法を検討できるようになりました。
注射と内服、それぞれの猫ちゃんに合った治療を
FIPの治療方法は、すべての猫ちゃんで同じではありません。
病状や全身状態、内服が可能か、ご家族の生活スタイルなどによって、適した治療方法は異なります。
例えば、
注射による治療は、
・内服が難しい
・確実な投与を優先したい
内服での治療は、
・ご自宅での治療の継続が希望
・全身状態が比較的安定している
などの状況から相談の上、決定いたします。
それぞれの治療方法の特徴や副作用など注意点をご説明させていただいたうえで、
その猫ちゃんの状態やご家族のご希望に合わせて治療方針を相談・決定しています。
FIPの診断・PCR検査についてもご相談ください
FIPは、ひとつの検査だけで簡単に診断できる病気ではありません。
当院では、症状や身体検査、血液検査、超音波検査、胸水・腹水検査、PCR検査などを組み合わせて総合的に評価し、
PCR検査について、陽性であれば必ずFIPというわけではないため、
検査を行う部位やほかの検査結果とあわせた評価が重要です。
「FIPの可能性があると言われた」
「治療について詳しく聞きたい」
「どの治療方法を選べばよいか分からない」
そんな場合は、ぜひご相談ください。
FIPは猫ちゃんの状態によって診断や治療方針が異なります。
当院ではその子のおかれた状況をみて、それぞれのご家族と十分に話し合った上で
その子に適した治療方法を一緒に検討いたします。
もし他の病院ですでに検査を受けられている場合は、血液検査結果や画像データなどをご持参いただけますと幸いです。
※治療薬の選択や使用については、猫ちゃんの病状・検査結果・全身状態などから総合的に判断して決定します。
すべての症例に同一の治療が適応となるものではありません。
当院はご予約制となっております。
WEBもしくはお電話にてご予約をお願いいたします。