統合医療

統合医療|ホモトキシコロジー

ホモトキシコロジー

ホモトキシコロジーは、ドイツの医師 Hans-Heinrich Reckeweg 博士によって開発された生体調節医学理論です。

病気は生体がとる防衛反応

病気は外的・内的に発生した毒性物質(ホモトキシン)に対して生体がとる防衛反応であると捉えます。
病気の種類と重症度は、生体に本来備わる解毒能力と関わり、毒素負荷の期間・程度により決まります。
そのホモトキシンを生体の解毒能力が処理しきれなくなると生体の安定状態が乱れ、重要な自己調節プロセスが妨害され、その障害が病気として表れます。
これは生体がホモトキシンを排除するため自己防御機能が発現していると考えます。
ホモトキシコロジーはこの毒素であるホモトキシンの解毒排泄を促し、生体を元のバランスに戻そうとします。別名抗ホモトキシン療法とも呼ばれます。
この治療法は、各疾患・患者に合わせて、化学療法、外科手術等の現代医療と他の代替補完医療などの数ある治療オプションとして、 また他の治療法とうまく組み合わせることによって種々の疾患・症状に適応されます。
ホモトキシコロジーによる治療とは毒素であるホモトキシンの解毒排泄を促し、生体を元のバランスに戻そうとする仕組みを利用しています。

副作用の心配が少ない治療法

ホモトキシコロジーによる治療の最大の特徴は、現代医学で言うところの副作用がほとんどないか、あっても軽微なことが大部分なので、極めて安全な治療法であるという点です。
このため従来の化学薬剤と比べて動物の体にとって非常に負担の軽い治療法となっています。
更に通常の薬との併用も可能で、化学薬剤の副作用を軽減することも可能であるため、医原病などのリスクを高めることなく治療動物のQOLの改善が期待できる治療法とされています。

ホモトキシコロジーの治療例

当院では特に、慢性腎不全やアレルギーにお悩みの子の治療として高い効果を発揮しています。
また、心臓疾患の子の治療の補助的な利用も行っています。
椎間板・関節と骨の疾患、呼吸器系、消化器系、泌尿器系の症状、免疫系、皮膚の疾患、捻挫、過労障害、挫傷、外傷、原因や患部を問わず、 炎症一般、各種加齢性疾患、腫瘍などの治療としてなど
ホモトキシコロジーによる治療は基本的には生体自身が病気を克服することが出来るようにすることを目指しています。
しかし症状をまず抑える必要がある場合は、ホモトキシコロジーによる治療の限界を超えているため、積極的に通常の薬剤を使用していかなければなりません。
統合療法と言っても決して万能ではなく、残念ながらその限界はあるのです。
ただ、補助的な意味においてホモトキシコロジー薬剤治療を行うことは可能です。

ホモトキシコロジーの今

今では、ホモトキシコロジーは、ドイツのみならず、EU諸国、ロシア、アメリカなど50カ国以上の国々において使用されています。
主に医師、獣医師、歯科医師などの医療従事者が専門的に扱える代替医療となっており、ドイツの動物病院でも日常的に使用されています。

当院は、日本ホモトキシコロジー協会員であり、ドイツHeel社の顧問ドクターと情報交換等を行い、様々な病気の問題を解決できる体制を取っていて、安心してホモトキシコロジーの治療を受けられる環境を提供しています。
この治療法を提供するにあたり、ドイツ本国の動物病院での定期的な研修及び国内におけるセミナーなどを通じて、常に最新の知識と治療するよう心がけています。
ドイツホモトキシコロジー研修修了証 ドイツ ホモトキシコロジー研修修了証

ホモトキシコロジーで使用される製剤

デトックス(Detox and Drainage)製剤 変性疾患や慢性疾患に対して、ホモトキシンを解毒中和し除去します。
免疫調整(ImmunoRegulatory)製剤 生体の防御力を上げるために免疫を調整・活性化させます。
カタリスト(Catalyst)製剤 慢性病や腫瘍疾患では、体の細胞が正常に機能する上で重要な役割を担う酵素系が阻害されている場合が多くあると考えられるため、これらの酵素障害を解消します。
スイスオルガン(Suis-Organ)製剤 特に変性疾患や慢性疾患の場合、個々の臓器がホモトキシンとの戦いに敗れ損傷や変性を来たしています。
この場合は、特殊な養育環境で育てたブタの器官組織からホメオパシーの手法で調整して作られた製剤を投与することで、臓器や細胞の再生を促します。
ノソード(Nosode)製剤 細菌やウイルス等の病原物質が明確にわかっている場合や癌のように既に組織が病理変性を起こしている場合は、対応する病原体(ブドウ球菌など)や病理組織(癌組織など)をホメオパシーの手法で調整して作られた製剤を投与することによって、治癒の促進に必要な刺激を与えます。
コンポジット(Compositum)製剤 各症状や疾患に対して、原因を問わず対応するように、かつ副作用のリスクを最小限に抑えるために、上記に挙げたさまざまな製剤を調合した複合剤。
【参考リンク】
JAPAN-HEEL  HEEL-JAPAN  HEEL-GERMANY

当院で使用しているホモトキシコロジー製剤

ドロップ剤【錠剤】
錠剤【ドロップ剤】
注射【注射】
眼科薬【眼科薬】
 
 

当院とホモトキシコロジーの関わり

ドイツでのBauch先生のクリニックでのホモトキシコロジー研修

ホモトキシコロジー研修
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ドイツ HEEL本社でのホモトキシコロジーセミナー

ホモトキシコロジーセミナー
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1年ぶりのドイツでのBauch先生のクリニックでのホモトキシコロジー研修

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